「もうすぐ2年間充電が要らない4ガス検知器を発表します」

年が明けて間もなくハネウエル社の担当者から連絡がありました。

(*「硫化水素、一酸化炭素、酸素、可燃性ガス(LEL)」の4種類)

2年間充電が要らない?

私 「使わなければ待機電力で2年持つということでしょうか。」

ハネウエル担当者(以下ハ)「いえ。スイッチを入れた後、そのまま2年間使える機種です」

私 「いやいや。それはないでしょう。LEL(可燃性ガス)センサーの消費電力はとても高いんです。そんなことは無理だ」

ハ 「従来の接触燃焼式センサーをやめたんです。山田さんなら非分散形赤外と言えばわかりますよね」

耳を疑いました。
「非分散形赤外技術」は高額な設置型ガス検知器に採用されるセンサーです。
たしかに、従来の接触燃焼式センサーと比較すると消費電力はとても少ない。
しかし問題はその価格です。

私 「それはすごい。でも携帯型にはちょっと価格帯が見合わないのではないでしょうか」

ハ 「まだ価格は言えませんが、発表当日を待っていてください。十分に納得出来る価格だと思いますよ」

海外メーカーの携帯型4ガス検知器は、国産より性能が良くても13万円を越えたら売れない。
国内シェアの殆どを国内メーカーが抑えていて、海外勢が入り込むには性能と価格が相当に魅力的でなければ難しい。

電話を終えてから価格について暫く考えました。

いずれ、携帯ガス検知器に非分散形赤外技術が搭載されることは予想していましたが、ネックは価格。
9万〜12万なら勝負ができる。
でも現実的には15万円以上になると予想しました。

発表当日、7万円台という積極的な販売価格とスペックを知らされました。

ー スイッチを入れてから2年間、連続稼働
ー バッテリー、センサー交換必要なしの使い切り型
ー 防塵防水性能 IP-68等級
ー 約12センチ×7センチのコンパクトサイズ
ー データロギング機能
ー ロギング情報のレポート作成機能(要Honeywell Intellidox機器管理システム)

コンパクトサイズのBW Clip4

買ってスイッチを入れた後は、そのまま2年間放置しても使えるという製品です。
スペックにも価格にも驚きました。

ガス検知器を使う現場では、電池切れとセンサー異常は命の危険を招きます。
電池切れの心配が無くなる、ということは現場も管理側も安心なわけです。
価格帯では弊社でも扱っていたレイシステムズ・ブランドの「キューレイ2」(¥49,200)には負けますが、キューレイ2の連続稼働時間は長くても14時間。使用後は必ず充電するか、電池交換が必要です。
手間と管理コストを考えれば7万円台はかなり安い。

少し残念に思ったのは「拡散式」のみで「ポンプ式」が無いこと、非分散形赤外技術では水素とアセチレンを検知できないことです。
しかし、国産と比較するとはるかに高いスペック。
攻撃的な販売価格。
30年以上、ガス検知器にかかわってきましたが、BW Clip4は価格・性能の両面でかなり優れた製品だと思います。

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